長崎市の伝統的な水産加工品『長崎からすみ』が、このほどブランド名や品質の保護を目的とした国の制度に登録され、17日、生産者らが鈴木史朗市長に報告しました。

地域ならではの自然や文化の中で伝統的に作られてきた産品を国が登録する『地理的表示(GI)保護制度』

登録されれば名称や品質が保護され、ブランド力も高まります。

長崎からすみの会 高野正安会長:
「国も認めた逸品です、っていうのも売りの一つになるんで」

ボラの卵巣と塩のみを使ってじっくり乾燥させた『長崎からすみ』は、江戸時代、徳川家の献上品にもなった長崎を代表する珍味です。

長崎市内7つの事業者でつくる『長崎からすみの会』では、2018年にGI制度に申請。

8月、5年越しに登録されたことを鈴木市長に報告しました。

鈴木史朗市長:
「おいしい。塩だけでこういう深みのある味が出てくるっていうのが不思議ですよね

長崎からすみの会 高野正安会長:
「これがスタートになりますので、これにおごらずに、もっと長崎からすみを広めていきたいと思います」

県内では対馬の『対州そば』に次ぐ登録となった『長崎からすみ』

会では今後、販売する商品に「GIマーク」の表示を付けることにしています。