原発から出る高レベル放射性廃棄物いわゆる「核のごみ」の最終処分場選定の調査受け入れを巡り対馬市議会の特別委員会は16日、受け入れ促進を求める請願を賛成多数で採択しました。

核のごみの最終処分場を巡っては、選定の第一段階である「文献調査」の受け入れについて、対馬市議会に賛成・反対などの8件の請願が出されていました。


これについて審査する市議会の特別委員会が16日開かれ、文献調査受け入れ促進を求める請願を賛成9人反対7人欠席1人の賛成多数で採択しました。一方、受け入れ反対の請願は反対多数で不採択となりました。

採決の結果は来月12日に開かれる予定の市議会で報告され、文献調査に応募するかどうかは最終的に市長が判断することになっています。

今回の採決結果を受け対馬市の比田勝尚喜市長は「議論、採決を踏まえさらに熟慮する」とコメントしています。