国の選択無形民俗文化財に指定されている対馬市の伝統行事「ヤクマ祭」がこのほど行われました。

対馬市の西の海岸に面した峰町青海地区で受け継がれている「ヤクマ祭」毎年、旧暦6月の初午の日に「ヤクマ」と呼ばれる石の塔を作ります。

ヤクマ祭はかつては地区に生まれた男の子の健やかな成長を願って行われていましたが、少子化の影響で今では地域の安寧や家内安全を祈願しています。およそ50分かけて高さ2メートルほどのヤクマの塔が完成しました。



平山春夫区長(62)「伝統は継承していかなければいけないと思いますので、これからも、石が少なくても小さかとでもいいから作りたいと思っております。」

現在は青海地区と隣接する木坂地区でのみ続けられているヤクマ祭。地域の人たちは来年以降も続けていきたいとしています。