長崎市の花火店では、お盆に向けて花火を買い求める大勢の客で賑わっています。

長崎のお盆といえば、花火。
お墓でする花火は、お盆の代名詞と言っても過言ではありません。

早田 紀子アナウンサー:
「こちらの花火屋さんにはお客さんがひっきりなしに訪れて、ご覧のにぎわいとなっています」

長崎市新地町の花火店「錦昌号」では、台風6号が過ぎ去った11日、お盆向けの買い物客が一気に増えたそうです。

祖母「五島まで行きます」
父親「花火持って行こうかーって」
孫「うれしい」

母親「長崎に引っ越してきたんです、今年。初めてこの “花火の夏”を過ごすんです」
早田アナ「長崎っ子デビューだね」

今では、ほとんどない国産の花火。
藁の先に火薬をつけた “原形”とも言われる『線香花火』や、見た目も洗練された花火は贈答用としても人気だそうです。

例年、購入単価は2~3千円台が主流だそうですが、今年は、4~5千円台にアップ。原材料費の高騰などによる値上げが原因です。

錦昌号 張 仁春 代表取締役:
「物によっては、昨年より4割以上値上がりしたのもあります。
売ってて『これだけ上がったのか』と思うぐらい上がっちゃって。『売れないんじゃないかな』と思いましたね。
だけど皆さん、よく買って頂いて、本当にありがたいと思ってます」

花火なしに長崎のお盆は始まらない!
今年のお盆は天気も良さそうなことから、店では更なる客足に期待しています。