長崎県内で厳しい暑さが続く中、猛暑日限定で運行する珍しい路面電車が3日、長崎のまちを走りました。
かわいいだけではなく、実は『電車の安全運行』に一役買っていました。

3日も強い日差しが降り注いだ長崎県内。
最高気温は午後3時時点で、南島原市口之津で37.6℃、佐世保で36.5℃など8つの地点で猛暑日となりました。

住吉光 記者:
「午後1時過ぎの長崎市内です。きょうも非常に暑いんですが、こんな暑い日だからこそ見られる路面電車があるんです」

長崎電気軌道の公式キャラクター『ながにゃん』デザインの散水車です。



イベント用の花電車を改造した車両で、2千リットルの水が入るタンクを搭載。
暑さでレールがゆがむのを防ぐため、ホースで水を撒きながら走ります。

運行は猛暑日が予想される日限定で、かつ運行区間は トラックで散水できない鉄橋などがある“赤迫―大学病院間のみ” のため、なかなかお目にかかれません。

夏休みの中の中学一年生:
(初めて見ました?)はい。なんかすごかったです。
(デザインはどうでした?)かわいかったです!

ながにゃんの散水車は、今年は8回運行していて、長崎電気軌道によりますと「見られたらラッキー」だということです。