11月にニューヨークの国連本部で開かれる核兵器禁止条約第2回締約国会議に合わせて、長崎の被爆者団体のメンバーらがアメリカを訪問する計画を発表しました。

発表したのは長崎県被爆者手帳友の会です。友の会では被爆者が世界中の市民に対し被爆の実相を直接伝えること、平和活動の中心を被爆者から次世代に引き継ぐことなどを目的とした「ヒバクシャ・ミライ・プロジェクト」を企画。
その第1弾が今年11月のアメリカ訪問で、シカゴなど3つの都市で地元の高校の訪問や公開イベントなどを予定しています。現地では市民との対話を重視した活動を計画しているということです。

長崎県被爆者手帳友の会 朝長万左男会長「アメリカ国民が核廃絶をやろうと決断した時に大きな進展が見られると思う。(対話を通して)そういった国民の力っていうのを引き出したい」

参加予定者 山口雪乃さん(被爆3世)「SNSだとか情報の空中戦だけで聞けないような生の声を聞く機会にもなるのかなと期待していますので、取りこぼさず持ち帰ってきて次のフェーズに繋げられたらなと」

長崎県被爆者手帳友の会では参加者や日程を調整中で、クラウドファンディングも活用して費用を集めることにしています。