『全国学力・学習状況調査』の結果が公表され、長崎県は小学校・中学校ともに全ての教科で全国平均を下回っていたことが分かりました。
特に中学校の英語に課題がみられる結果となっています。

調査は、今年4月に全国の小学6年生と中学3年生を対象に行われました。
長崎県は各教科の正答率について全国平均と比べると、中学3年生では──
・英語…5.6ポイント
・数学…3.0ポイント
・国語…0.8ポイント
──それぞれ下回ったと発表しました。

このうち、全国平均との差が最も開いた英語は
・ポイントとなる語句や表現に着目して聞き取る力
・自分の意見を英文で書く力
などに課題がみられるということです。

長崎県義務教育課:
「(小学校から)英語に慣れ親しんで、中学校になった時点でスムーズにいけばいいなと思うんですけども。
75%の先生が“授業の半分以上は英語でやっている”…それが本当に質の高いものなのか、あるいは逆に高すぎて、子どもの学習の段階と差があるのか、検証しなくちゃいけないなと思っています」

一方、小学校についても、長崎県は全国平均と比べると──
・算数…2.5ポイント
・国語…1.2ポイント
──下回る結果となりました。

長崎県は小・中、全ての教科で全国平均を下回った結果について「家庭や塾など、学校以外の学習時間が全国平均と比べて少ないことなどが要因」としています。