19日、第169回直木賞を受賞した諫早市出身の垣根涼介さん。
長崎県内に住む親族からも喜びの声が聞かれました。

19日の受賞会見で垣根涼介さん(57)は「今日はたまたま僕の日でもあったのかなっていう感じ」と述べました。

垣根涼介さんは、諫早市出身の57歳。高校まで諫早市で過ごし、2000年に小説家デビュー、今回、3度目のノミネートで直木賞を受賞しました。

「極楽征夷大将軍」 垣根涼介 画・岡田航也(文藝春秋)

受賞作「極楽征夷大将軍」は、“極楽殿”と呼ばれた室町幕府の祖・足利尊氏の謎に包まれた生涯に着目した歴史小説です。

垣根涼介さん(57):
「僕が一生懸命やるのは当たり前ですし、汗を流すのも当たり前なんですけど、ま、読んでる方は気持ちで、今回の小説は、結構書きました」

3歳で母親を亡くした垣根さん。幼少期に、母親代わりとなり育ててくれた叔母が今朝、喜びを語りました。

叔母(父親の妹)中村綾香さん(76):
「涙って溢れてくるんだなって思いましたね。言葉にならなかったですね。このままで自分が思うことを書いてもらえればいいのかなと思います」

三度目の正直で直木賞に輝いた垣根さん。地元・長崎も祝福にわいています。