長崎大学附属小学校の児童が福島県川内村の小中学生とインターネット上の「バーチャル教室」を使って被爆からの復興や平和をテーマに交流しました。

この授業は、福島第一原発事故で被災した川内村の子どもたちを支援する長崎大学の取り組みの一環で行われたもので、双方合わせておよそ30人が参加しました。



通常のオンライン授業と異なり相手を選んで会話できるのがバーチャル教室の特徴で、この日は被爆後の長崎の復興に尽くした被爆者や市民の功績などについて、事前に調べ、考えたことを話し合いました。
5年生の児童は
「視点が違っていたり見ているものが同じだったりどんなことを思っているのかなということが分かってよかった」
「教室でやるよりも最先端でやりやすかった」と話してしました。

また付属小学校の山本麟太郎教諭は「被爆からの復興や、自分たちに何ができるかを改めて考えてもらえるきっかけになる」と話していました。

今回交流した川内村の子どもたちは、長崎原爆の日に合わせて来月9日に長崎を訪れる予定になっています。