長崎県は7月3日から7月9日までの感染症発生動向調査の速報を発表しました。
新型コロナ、インフルエンザは、ともに前の週に比べて患者数が増加しました。

新型コロナ 前週から320人増

2023年の新型コロナ報告数推移

新型コロナウイルス感染症は、70の医療機関から805人の報告があり、前の週から320人増加しました。
定点当たりの報告数は11.50で、前の週に比べ1.66倍となりました。
定点当たり報告数の多い保健所は──
壱岐保健所…16.33
県北保健所…16.00となっています。

定点当たりの報告数が10.0を超えるのは、5類となる以前の感染者数を換算したデータで比較した場合、今年<1月23日-29日週>の14.96以来です。

インフルエンザは前週から増加し9.13 長崎市と県央で「注意報レベル」

インフルエンザの報告数は、前の週より271人多い639人で、1定点あたりの報告数は9.13でした。
地区別では、長崎地区…21.94
県央地区…11.64で注意報レベルの10.00を超えています。

※いずれも県内で指定された医療機関<定点>から報告のあった患者数

小児の夏風邪(ヘルパンギーナ)は前週から16人増

ヘルパンギーナの報告数は127人で、前の週に比べて16人増加しました。
定点あたりの報告数は2.89でした。

定点当たり報告数の多い保健所
県北保健所…8.00
県央保健所…5.00
県南保健所…3.00
対馬保健所…3.00

報告数の年齢別では
2歳…32人
1歳…30人
3歳…22人の順で多くなっています。

「ヘルパンギーナ」は発熱と口腔粘膜に現れる水疱性発疹で、主に4歳以下の乳幼児が罹患し、例年6月から7月に感染のピークが見られます。