長崎地方気象台は、10日頃まで『激しい雨』や『非常に激しい雨』のおそれがあるとして厳重に警戒するよう呼びかけています。
前線は11日ごろにかけて対馬海峡から九州北部に停滞し断続的に激しい雨や非常に激しい雨が降る恐れがあり、10日頃にかけては梅雨前線の活動が活発となるため、大雨となるおそれがあります。
特に、8日から9日は『非常に激しい雨』が降る所があり、短時間で災害の危険度が高まり、大雨警報を発表する可能性が高いでしょう。
10日ごろにかけての大雨は、総雨量が平年の7月ひと月分に相当する可能性があります。
気象台は「8日からの多めに高い危機感を持っている。先週末と比べ、前線の影響を受ける時間が長い」としています。

早期注意情報(警報級の可能性)
【大雨】
▽県全域で 7日午後6時から [中]
▽8日朝~は 南部、北部、壱岐・対馬で[高]
▽9日~10日は 全域で[高]
▽11日は 全域で[中]
降水量の予想(多い所)
▽7日12時から8日12時まで
1時間降水量:50ミリ
24時間降水量:180ミリ
▽8日12時から9日12時まで
24時間降水量:200~300ミリ
気象台によりますと、前線の北上や南下、活動の強弱により雨が弱まる時間もありますが、“油断は禁物”としています。
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒してください。落雷や竜巻などの突風にも注意が必要です。
気象台は「大雨で移動が困難になる前に、早めに避難行動をとることが重要だ」と呼びかけています。