長崎県は6日、6月26日から7月2日までの感染症発生動向調査の速報を発表しました。
新型コロナ、インフルエンザは前の週に比べて患者数が増加、ヘルパンギーナは、前の週に比べて患者数が減少しました。
新型コロナの感染者では、上五島保健所が1定点当たり16.67人と他の地区に比べ特に多くなっています。
県全体では6.93人と前週の5.29人から1.3倍に増加しました。
インフルエンザは、長崎地区で12.41人となり「注意報レベル」の10.0人を超えています。
※いずれも県内で指定された医療機関から報告のあった患者数
新型コロナ前週から115人増
新型コロナウイルス感染症は、70の医療機関から485人の報告があり、前の週から115人増加しました。
定点当たりの報告数は6.93で、前の週に比べ1.3倍となりました。
定点当たり報告数の多い保健所は──
上五島保健所…16.67
県南保健所…8.75
長崎市保健所…8.65となっていて、
上五島保健所が他の地区に比べ特に多くなっています。
インフルエンザは前週から増加し「5.26」

インフルエンザの報告数は前の週より162人多い368人で、1定点あたりの報告数は5.26でした。
1医療機関当たりの報告数としては、全国で3番目の多さです。
地区別では、
長崎市保健所…12.41
県央保健所…6.18
西彼保健所…5.33で 他の地区より多くなっています。
※長崎地区は「注意報レベル」の10.0人超
小児の夏風邪(ヘルパンギーナ)は前週から9人減

ヘルパンギーナの報告数は111人で、前の週に比べて9人減少しました。
定点あたりの報告数は2.52でした。
定点当たり報告数の多い保健所は──
県央保健所…5.57
佐世保保健所…4.50
県北保健所…4.00
また報告数の年齢別では──
1歳…28人
3歳…24人
2歳…21人
の順で多くなっています。
「ヘルパンギーナ」は発熱と口腔粘膜に現れる水疱性発疹で、主に4歳以下の乳幼児が罹患し、例年6月から7月に感染のピークがあるということです。