日銀長崎支店は長崎県内の景気について「緩やかに回復している」と2か月ぶりに判断を引き上げました。

日銀長崎支店は6月23日に発表した金融経済概況で、県内の景気全体について「緩やかに回復している」との判断を示しました。

これは、国の公共工事に対する予算の増加に伴い、県内でも西九州自動車道や島原道路など道路の整備工事の発注が増加しているほか、公共施設の老朽化による改修工事も増えており、「公共投資が持ち直しつつある」ことが主な要因となっています。

また、個人消費も「一部に物価上昇の影響がみられるものの緩やかに回復している」と判断を引き上げました。

景気全体の判断が引き上がるのは2か月ぶりで、日銀長崎支店は、今後、新型コロナの影響が和らぐことで、「人の動きがさらに活発になり、景気の緩やかな回復は当面続く」と見ています。