今年2月、長崎県警の女性警察官が、長崎県議選の投票依頼を受けて“食パン”を受け取ったとして、県警はこの警察官を先月、公職選挙法違反の疑いで書類送検するとともに、所属長訓戒処分としていたことが分かりました。

書類送検されたのは、県北地区の警察署に勤務する女性巡査部長です。
長崎県警によりますと、女性巡査部長は今年2月下旬、県議会議員選挙の立候補予定者の支持者2人が自宅を訪れた際、候補者への投票依頼を受け、食パン2斤(1,000円相当)を受け取ったということです。
女性巡査部長が、3月上旬に上司に報告したことから発覚。
県警は先月26日、公職選挙法違反の疑いで、女性巡査部長を長崎地検に書類送検するとともに、所属長訓戒処分としました。
女性巡査部長は「私の勉強不足で迷惑をかけて申し訳ない」と話しているということです。

県警では「さらに指導を徹底して再発防止に努めたい」としています。