自動車や電化製品などに使われる半導体が不足する中、佐世保と熊本の高専を拠点に専門人材の育成が強化されることになりました。

世界的に半導体不足が続く中九州では半導体の製造に向けた動きが活発化していますが人材の確保が課題となっています。
このため全国の高専を運営する国立高等専門学校機構は今年度から半導体の専門人材の育成を強化することにし拠点を佐世保高専と熊本高専に置くことにしました。

(国立高等専門学校機構・谷口功理事長)
「半導体の分野に取り組むことができる人材(の育成)が重要になってくる。高専が先鞭をつけようと」

佐世保高専には今年度から半導体に特化した科目が新設され東芝やソニーといった半導体メーカーの技術者を講師に迎えた出前授業も行っているということです。

(電気電子工学科4年・石元沙知さん)
「半導体について仕事にできるようになるくらいまで、もっと詳しく知りたいと思うようになりました」
専門人材の育成は九州内の高専9校合同で行われ今後、全国の高専にも広げていく計画です。








