長崎鶴洋高校の生徒らがおよそ2か月間にわたる太平洋での遠洋航海実習に向けて1日、長崎港を出港しました。

日本から4千キロ以上離れた太平洋のマーシャル諸島海域で実習するのは長崎鶴洋高校の3年生16人、福岡県立水産高校 専攻科7人、山口県立大津緑洋高校 専攻科8人ら、59人です。

長崎鶴洋高校3年 横田 海大さん:
「マグロのはえ縄漁などがあるので楽しみです」

生徒たちは52日間にわたり、マグロのはえ縄漁や静岡・焼津での水揚げ作業などを行いながら、航海士や機関士の資格に必要な技能の習得を目指します。

1日は長崎港で、三県合同運航実習船『海友丸』の出港式が行われました。

乗船生徒を代表して3年生の石口 大亮さんは「初めてのマグロはえ縄実習に不安もあるが仲間と一緒に頑張りたい。有意義な実習となるよう最後まで全力を尽くします」と誓いの言葉を述べました。

また3年生の中山 春輝さんは「一番、心配なのは船酔い。少しでも慣れて、将来の夢に近づけたら」と話していました。

家族や教師に見送られながら出港した生徒たち。
長崎港には来月21日に戻る予定です。