ことし9月23日に開業する西九州新幹線で実際の車両を使った走行試験が10日から始まりました。
各停車駅では沿線自治体による歓迎セレモニーが行われ、開業に向けた期待が高まっています。
「新幹線大村へようこそ」

10日朝の新大村駅です。
新幹線の到着を歓迎しようと、駅には大村市の花「オオムラザクラ」にちなんで、ピンク色を身に付けた園児や市民およそ400人が集まりました。

大村市民「もうもうもうめっちゃたまらん楽しみです」
こちらの親子は手作りのかもめTシャツで参加です。

大村市民「うれしい気持ちです、乗ってみたいね早く」

西九州新幹線「かもめ」の車両が大村車両基地を出発したのは午前10時過ぎ。

「かもめ」はおよそ20分かけて新大村駅のホームへ到着し園田市長が歓迎の言葉を述べました。

園田 裕史 大村市長「残り開業まで136日です、盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」

職員「出発!」
汽笛:プワァーン
記者「いま、かもめが諫早駅へ向かって走り始めました。レールの感触を確かめるようにゆっくりと進んでいきます」

10日の走行試験は西九州新幹線の走行区間66キロのうち、新大村から長崎までのおよそ34キロで行われました。
試験期間は来月16日までで、時速30キロから260キロまで段階的に速度を上げ、設備の安全などを確認します。

初めてのレール走行。
より慎重に運転を行い、諫早駅には予定より1時間ほど遅れて到着。

地元出身の西尾 麻衣子 運転士へ子どもたちから記念品と花束が贈られました。

西尾 麻衣子 運転士「私自身諫早市出身なので、地元諫早を新幹線が走ることをとても楽しみにしていました」「新幹線を身近に感じてもらえたらうれしいです」

そして午後1時40分頃、かもめはいよいよ終着駅 長崎へ。
日本で最も西にある新幹線の駅です。

園児「ようこそ、かもめ~」
真新しいかもめの車両を一目見ようと、ホームには市民らおよそ250人が詰めかけました。

園児「なっが~い」「見てうれしかった」「楽しかった」
市民「感動しました」「ジャパンって感じ」「乗れるようになった早速乗ろうと思います」

鉄道・運輸機構によりますと、10日の走行試験ではトラブルなどはなかったということです。11日は嬉野温泉から武雄温泉までの区間で試験を行います。


現行の特急かもめと西九州新幹線の長崎―博多間の料金・所要時間の比較です。

料金は、自由席で現行の特急かもめよりも460円高い5520円。
JR九州は需要状況を見極めながら割引きっぷなどを検討しています。

長崎‐博多間の所要時間は、現行の特急かもめが最速で1時間50分のところ、30分程度短縮され、およそ1時間20分となります。
新幹線区間の『長崎‐武雄温泉』間はおよそ30分となっていて、そこから博多までは在来線の特急列車に乗り換えることになります。