2022年の長崎県内における梅毒患者の報告数は58件で、1981年の統計開始以降 “過去最多”となりました。
長崎県によりますと、2022年1年間の県内の梅毒患者報告数は、前の年より18件多い58件で、1981年の統計開始以降 “過去最多”となりました。
「増加している要因は不明」だということです。
性別の内訳は──
男性が37人女性が21人で、
年代別では──
20代が最も多く、全体の41%を占めていて、30代が14%、40代と50代が12%となっています。
梅毒は、主に性的接触や母子感染が感染経路となる病気で、感染すると手のひらや足の裏など全身に発疹ができるほか、治療を放置すると心臓や血管、神経に異常が現れることがあり、また、母子感染がおこると胎児に先天異常を起こす原因となります。

長崎県内の梅毒患者の報告数は、2023年も3月5日時点で17件と高い水準で推移しており、長崎県では「今後も患者が増加し、感染拡大につながる恐れがある」として、保健所での検査による早期発見や、気になる症状がある場合、早めの医療機関への受診を呼びかけています。
なお保健所での検査は無料・匿名で行うことができ、電話での予約を受け付けているということです。