国が定める被爆地域の外で原爆にあった被爆体験者らが、長崎市で被爆者と認めるよう求めるビラを配り早期救済に向けた支援を市民に訴えました。


被爆体験者岩永千代子さん「なぜ広島を(被爆者と)認めて、長崎が認められない」

ビラを配ったのは爆心地から12キロ圏内にいながら被爆者と認められていない長崎の被爆体験者ら10人です。「長崎でも原爆投下後に雨や灰が降った」とする県の報告書を国が否定したことに抗議し、広島の「黒い雨」被害者と同様の救済を求める内容のビラを市民に配り、支援を呼びかけました。


長崎市民「長崎に住んでいる身として、黙認されるべきではないと思います」

被爆体験者 岩永千代子さん「私たちが分断されていることが許されないでしょ?ということを分かっていただきたい」

長崎の被爆体験者を巡っては県と長崎市に対し被爆者手帳の交付を求める裁判が続いていて、次回期日は3月6日となっています。