三菱重工長崎造船所で建造されていた海上自衛隊の新型護衛艦「もがみ」が完成し、28日引渡式が行われました。
全長133m、3900トン型の「もがみ」は新型護衛艦の1番艦で、建造費は、岡山で建造され先月就役した2番艦「くまの」と合わせておよそ1055億円です。
護衛艦としては初めて機雷掃海などの能力を備えている他、乗組員は従来の護衛艦の半分程度およそ90人で運用できます。
(鬼木誠・防衛副大臣)「四面を海に囲まれている我が国の防衛において、多様な任務への活用が可能となった最新鋭護衛艦の1番艦として期待は極めて大きいものがあります」
防衛省は同じ型の護衛艦を今後20隻建造する予定で、長崎造船所ではこのうち5隻の建造が決まっています。
「もがみ」は横須賀基地に配備される予定です。