長崎に古くから伝わる伝統野菜を広く知ってもらおうと、9日、長崎市で、小学生が独自のアイディアを活かした普及活動に取り組みました。

長崎固有の品種として古くから栽培され、独自の味や風味をもつながさき伝統野菜。しかし、画一的な生産に不向きなため、姿を消しつつあります。


ながさき伝統野菜をPRしたのは、長崎大学附属小学校の4年生で、長崎市内のスーパーの店頭で長崎伝統野菜の唐人菜や辻田白菜、長崎あかカブなどを並べ、買い物客らに“クイズ”や“カプセルトイ” ”絵本”などユニークな方法で魅力をアピールしました。



4年生は3年生の時から「ながさき伝統野菜」について学んでいます。

ながさき伝統野菜のひとつ“長崎たかな”のたっくんが登場する絵本を製作してPRした児童は「ながさき伝統野菜が今、少なくなっているので、みんなに知ってもらおうと思う」
「食べてみて、すごくおいしかったので、おいしさを知ってもらいたい」と話していました。

また児童が学校で栽培した伝統野菜5品種を『ふりかけ」に加工したものも配布しました。
受け取った市民は「長崎人だけど全然知らないから勉強しますね」「できるだけ伝統野菜を買うようにします」など話していました。


長崎でも知る人が減っている『ながさき伝統野菜』
児童は、もっと魅力を広めようと思いを新たにしていました。