リージョナルクリエーション長崎 岩下 英樹 社長:
「サッカーとかバスケのファンは試合のために来る楽しみはあると思うんですけど、そうじゃない方たちが一年通じて楽しめるのは中身次第だと思っていて、そこを積み上げることができれば、経済波及効果だったりが実現でき、長崎経済にとってはすごく大きいことだろうなと」

懸念される交通渋滞の対策は?

利用者の増加が期待される一方で懸念されているのが『交通渋滞』

JR長崎駅と浦上駅の間に位置するスタジアムシティ周辺では車の渋滞が予想されます。

その緩和に向けて県と市は、スタジアムに歩いていける動線づくりに乗り出しました。

県土木部 都市政策課 松武 進太郎 課長補佐:
「長崎駅から北に向かって”長崎駅東通り線”という道路を現在整備を行っているところになります。プロジェクトが出てきた影響がありまして、歩行者を優先した道路に考え直そうと」

当初の計画から車道の車線を減らしその分、歩道の幅を最大5メートルに広げることで『歩きやすい』道路づくりを目指しています。

今後は高架下などの活用法も検討されます。

県土木部 都市政策課 松武 進太郎 課長補佐:
「歩行者が楽しく安全にスタジアムシティまで動くことができる。賑わいをさらに創出していきたいという風に思います」

ソフトバンクとICTパートナーシップを結んだジャパネットは、渋滞緩和策として情報通信技術も活用予定です。

一方で作りたての生ビールが飲めるビール醸造所をつくり、公共交通機関を使って来たくなる仕組みづくりも進めています。

リージョナルクリエーション長崎 岩下 英樹 社長:
「良いものをしっかり作り上げたい、皆に感動してもらいたい。(市内各地で)段々輪が広がっていく、点と点がつながっていくというのをやれたらいいなと思いますし、その中の中心の一つになれたらなという感覚ですね」

スタジアムシティの総事業費は800億から900億円で、来年の開業にむけ現在、工事は10%まで進んでいます。

町の姿と人の流れを大きく変えるこのプロジェクトが、長崎の活性化の起爆剤としても期待が高まります。

長崎スタジアムシティプロジェクト最新情報は、プロジェクトの公式サイトで見ることができます。