去年9月、長崎県佐世保市で10代の女性を無理やり車に乗せてホテルに監禁し、性的暴行を加えてけがをさせたなどとして、わいせつ略取や不同意性交等致傷などの罪に問われている男に対し、長崎地裁は12日、拘禁刑8年の実刑判決を言い渡しました。

実刑判決を受けたのは長崎県西海市大瀬戸町に住む無職の男(33)です。
判決によりますと、男は去年9月、佐世保市の路上で、面識のない10代の女性の首を背後からいきなり絞めるなどの暴行を加えて車に押し込み、市内のホテルに監禁したうえ、性的暴行を加えてけがなどをさせたとされています。

長崎地裁で開かれた12日の判決公判で、松村一成裁判長は、「犯行はかなり悪質な部類に属する」として次のように指摘しました。
「あらかじめ下見をして人目のつかない場所を選ぶなど、計画的で強固な意思に基づく犯行。格闘技経験のある被告が、被害者の首を一時的に失神するまで強く絞めるという態様は、生命まで奪いかねない相当に危険なものである」

また、動機については「自身のストレスの捌け口とするための極めて身勝手なもの」と厳しく非難。
その上で、被害者が受けた影響について、現在も一人で外出できず、夜間に一人で眠れないなど多大な精神的苦痛を受けており、未成年である被害者の今後の将来に及ぼす悪影響も懸念される」と述べました。
一方で、男が法廷で謝罪し深い反省を示していることや、前科がないことなどを量刑の理由として考慮。検察側の拘禁刑12年の求刑に対し、男に拘禁刑8年の有罪判決を言い渡しました。

弁護側は、控訴について検討中としています。
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