大人の心にも響く「ヨシタケシンスケ」の世界と、先生の思い出の図鑑
栁先生が「年齢を問わず、好きでクリニックにも少しずつ置いている」と話すのが、ヨシタケシンスケさんの絵本です。ヨシタケさんの作品には「発想の転換」がたくさん詰まっており、よくある社会的なストレスなども描かれているため、子どもだけでなく大人も深く考えさせらるといいます。
『ころべばいいのに』:
小学校低学年ほどの女の子が、他者に対して「転べばいいのに」と思うネガティブな感情から始まりますが、そこから様々に思考をめぐらせ、自分の考えを変えていくプロセスが描かれています。
『かみはこんなにくちゃくちゃだけど』:
右と左の見開きで構成されており、頭から普通に読んでいくと「?だけど」という言葉が後ろに続きます。しかし「逆に後ろから読んでいくと、一転して非常に明るい希望のメッセージに変わる。見事な発想の転換を体験できる」と栁先生はいいます。
このほか『つまんないつまんない』『みえるとかみえないとか』も栁先生の頭にしっかりと残っているお馴染みの作品たちです。世の中の「ちがい」を想像することや、退屈な時間へのユニークなアプローチなど、ヨシタケさんならではの視点が光ります。

ちなみに、クリニックの待合室の端には、栁先生自身が小学校1年生のときに実際に読んでいた、ボロボロになった図鑑も置かれています。








