21日、長崎県佐世保市江迎町の養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザウイルス感染が疑われるニワトリが確認されました。
現在、長崎県内139すべての養鶏場で異状がないか確認作業が行われています。

長崎県によりますと、佐世保市江迎町の養鶏場で、20日から21日にかけてニワトリ17羽が死んでいるのがみつかりました。

養鶏場のニワトリ13羽で鳥インフルエンザウイルスの簡易検査をしたところ、全13羽で陽性が確認されました。

現在、高病原性のウイルスであるかどうか遺伝子検査が進められていて22日未明にも結果がわかる見通しです。

県内の養鶏場で高病原性の鳥インフルが疑われるのは今回が初めてです。

養鶏場からの報告を受け、21日午後1時前に開かれた対策会議のなかで大石賢吾長崎県知事は「影響が大きくなることが懸念される。情報共有を密にしながら迅速な対応をするよう」指示しました。

この養鶏場では2万7,400羽が飼育されていて、“遺伝子検査で陽性”だった場合、県はすべてのニワトリの殺処分をするほか、周辺の道路4か所や半径10キロ以内にある養鶏場などで消毒作業を進めることにしています。