「俳優になってみたい」担任の前で流した“本音の涙”

模試の志望校欄をこっそり「文学部文学科」に書きかえた前原さん。それを見つけた当時の担任、宮﨑先生に呼び出されます。

前原さん:
「『なんで急に進路変更してんだ』『何があったんだ、法学部じゃないのか?』って言われて。俳優の夢はまだ誰にも相談してなかったし、親にも言ってなかったんです」

「でも、先生の前で『俳優になってみたい』と口にした瞬間に、怖くなって泣き始めてしまったんです。言っちゃった、って。馬鹿なことを言っているな、という情けない気持ちもありました」

涙で震える前原さんの声を受け止めた宮﨑先生は、突き放すどころか、「難しい道だけど応援するから頑張れ。勉強もして東京の大学へ行って、演技を学んだらどうか」と背中を押してくれたと言います。

前原さん:
「そんな夢叶うわけないだろって言われていたら折れていたかもしれない。あの時、先生が僕の火を消さないでいてくれた。まだ夢がささやかなときの、その瞬間だったので、本当に感謝しています」