長崎市でも有数の高層ビルとなっている市役所の新庁舎が来月4日から開庁するのを前に、物品の搬入作業が進められていて、その内部の様子も見えてきました。

総事業費264億円をかけて新たに建設された長崎市の新市庁舎。

地上19階建て。高さはおよそ90メートルで、11月すべてのフロアの工事が完了しました。

これまで別館などに分散していた機能が新庁舎に集約されます。

1階には住民票や健康保険の手続き、子育てや高齢者福祉の相談窓口などが置かれ、災害時には“一時避難所”など、防災拠点としての役割も担います。

16日には、1階のエントランスホールに、高さ2.7メートルの置き時計を設置されました。

女性の地位向上にむけて活動するボランティア団体「国際ソロプチミスト長崎」が、新市庁舎建設を祝って贈りました。

田上長崎市長:
「この新庁舎が1月4日から誕生して、まさしくもうすぐ誕生日を迎えようとしていますけれども、これからますます長崎が発展していけるように、そういう街づくりを皆さんと一緒に継続していきたいと思います」

新市庁舎での業務は、市民の利用が多い1階から4階などを皮切りに、来月4日から30日にかけて段階的に始まります。
また、新市庁舎は、今月23日と24日に『市民向け内覧会』が予定されています。