来年2月に投開票が行われる長崎県知事選挙を前に、長崎大学で学生が企画した立候補予定者の公開討論会が開かれました。

討論会には知事選への出馬を表明している
・元副知事の平田研氏(58)
・現職の大石賢吾氏(43)
・会社代表の宮沢由彦氏(58)
・政治団体所属の筒井涼介氏(32)が参加しました。
この討論会は、長崎大学新聞部が立候補予定者の生の声を聞く機会を作ろうと初めて企画したもので、少子高齢化と人口減少対策などについて議論が交わされました。

会社代表 宮沢由彦氏(58):
「長崎で育った子どもたちが、外に出て日本中世界中を回遊して、色んな知識・栄養を身につけて帰ってくる。そこでまた新しい世帯を作っていく」

現職 大石賢吾氏(43):
「地域の実情に合った規制に緩和していく。それによって見たことがない景色、ドローンが当たり前に飛んでいるとか、長崎でしかこんなことをやってないぞという世界。人口減少の中でも生産性を高めていく」

政治団体所属 筒井涼介氏(32):
「人口減少の大きな要因の1つとして、長崎の給料が低いということが多くの県民から聞かれる。最低賃金をどう引き上げていくのかが喫緊の課題だと」

元副知事 平田研氏(58):
「子育て環境を整える、また介護の現場をしっかりしていくということは、現役世代が仕事を続けられる、活躍できるという面がある。そのことによって、地域の活性化につながっていく」
会場では学生や市民およそ100人がそれぞれの考えに耳を傾けていました。

学生:
「一票を投じる時にしっかり聞いて考えてから投票に移せたらいいなと実感しました」
学生:
「若い人たちに向けて一緒に盛り上げていって頂ける方を応援したいなと」

来年2月8日投開票の知事選には、このほか元大学助手の田中隆治さんが出馬を表明しています。長崎大学新聞部は、来月発行の学内新聞に、田中氏も加えた各立候補予定者の主張を掲載するということです。








