一般社団法人ダークパターン対策協会が、2024年に実施した消費者アンケートによると、ダークパターンを経験したことがある人は全体の9割近くに上り、過去1年間で意図しない契約・購入などによる金銭的被害を受けた人は、全体の3割をしめました。

また、一人当たりの年間平均被害額はおよそ3万円~5万円で、日本全体の被害を推定すると、過去1年間で1兆円以上の被害を受けていることになります。

【住】被害の推定で総額1兆円以上というのは衝撃です。こうした被害を引き起こす「ダークパターン」の具体的な手口には、どんなものがあるのでしょうか。

【平】ダークパターンの手口は巧妙で、このように大きく分けて7つあります

1.行為の強制2.インターフェース干渉3.執拗な繰り返し4.妨害5.こっそり6.社会的証明7.緊急性