長崎県大村市の20代の男性が、警察官を名乗る男らから保釈金名目で現金120万円をだまし取られる詐欺事件が発生しました。
被害にあったのは、長崎県大村市に住む飲食店経営の20代の男性です。
警察によりますと、先月27日、長野県警察本部捜査第二課の警察官かたる男らが男性のスマートフォンに電話をかけ「あなた名義の口座で19件の被害届が出ている」「ビデオ通話で事情聴取する」などと嘘をつき、男性にビデオ通話ができるアプリをインストールさせました。
その後、男はビデオ通話で警察手帳を示した上で「保釈金を裁判所に預けて、調べが終わったら返す」などと男性に伝えました。
話を信じた男性は先月29日、男から指定された金融機関の口座に現金120万円を振り込みだまし取られたということです。
男性が友人に相談し、今月5日に警察に届け出て被害が発覚しました。
警察は警察官をかたった詐欺事件とみて捜査しています。
全国的に、警察官などをかたり、現金をだまし取るニセ電話詐欺が急増しています。県警では、警察がビデオ通話でやり取りをすることはない、電話やメールで金の話をされたら詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう注意を呼びかけています。








