ことしの猛暑の影響で、トマトの実がつかず収穫量が激減している、との被害を訴える声が、長崎県内の農家から上がっています。

画像は長崎県諫早市のトマト農家が撮影したものです。トマトの枝の先には「ヘタ」だけで、「実」がなっていません。

撮影した農家によりますと、猛暑の影響で実がつかず、10月の収穫量は去年比で『マイナス1トン』にも上っているということです。また11月に入っても実がつかない状況が続いているとしています。
JA全農ながさき野菜課によりますと、長崎県内では島原地区などのトマトの産地で、育苗時期である7月末~8月に猛暑の影響で枯れたり、根が傷むなどの被害が確認され、花が咲かず実がならないなどの影響が出ているということです。
気温が下がると花がついて実がなることから、次第に収穫量は回復する見込みだということですが、枯れてしまった場合は欠株になるということです。来年以降も猛暑が続けば、農作物への影響は深刻化するおそれがあります。








