長崎市の若宮稲荷神社では、白狐が竹の上で次々と技を繰り広げる「竹ン芸」の奉納が始まりました。

白狐はお稲荷様のつかいです。祭り囃子に浮かれ、戯れ、青竹の上で人々を湧かせます。200年あまりの歴史がある「竹ン芸」です。

子狐は、2歳から小学6年生までの10人。村中律世くんは、子狐卒業となる今年、大技に挑戦しました。

村中律世くん「お客さんにかっこいい演技を見せたいなと。(逆立ちが)できて安心しています」

女狐、男狐の曲芸は10メートル以上ある竹の上で行われます。

14日は、蒸し暑さに加え、途中、雨も落ちる悪条件でしたが、手に汗握る素晴らしい「芸」で観客を魅了しました。
男狐が、これでもかと泳ぎ、竹が大きくしなると…悲鳴にも似た歓声があがっていました。

観客「これだけ感動するならね、みんなもっと来てほしいですね。生で見ると、全然違いますね」
観客「絶対来なきゃ、仕事休んで」
女狐・山中賢志郎さん「暑くもあって緊張もあってですね、汗が今になって出てきてます」

男狐・三浦健さん「無事に良い奉納ができて、このお祭りの良いスタートが切れたかなと思っています」

若宮稲荷神社の竹ン芸は、14日の夜8時からと、15日の正午・午後3時、午後8時にも奉納が行われる予定です。