帰宅中の女子中学生に声をかけ、荷物を持ってもらったことをきっかけに、自宅アパートに連れ込んでわいせつな行為をしようとしたとして、不同意わいせつ未遂の罪に問われた男に、長崎地裁は7日、懲役2年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
【詳細版】中学生の親切心を逆手にとって…22分間の卑劣な犯行※下記関連記事から

判決によりますと、男はことし5月1日午後、諫早市内の路上で帰宅途中だった当時14歳の女子中学生に「道を教えてほしい」と声をかけました。
女子中学生が荷物を持ってくれたことをきっかけに、男は自宅アパートへ誘い込み、背後から口を手でふさぐなどの暴行を加えましたが、抵抗されたため目的を遂げなかったとされています。
過去の公判では、女子中学生が事件後「誰とも関わりたくない」とふさぎ込み、1人で外を歩けなくなるなど精神的な不調に陥ったことも明らかにされています。
長崎地裁の太田寅彦裁判官は判決で「被害者は困っている人に手を差し伸べるような優しい性格の持ち主。純粋な優しさや親切心を逆手に取った卑劣な犯行」と非難しました。
一方で、被告が性的問題と向き合い更生のための取り組みを始めていることなどを考慮し、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
【詳細版】中学生の親切心を逆手にとって…22分間の卑劣な犯行は下記の関連記事またはTBS NEWS DIG/NBC NEWS DIGで