2500グラム未満で生まれた“リトルベビー”と呼ばれる赤ちゃん。
17日の『世界早産児デー』にあわせて長崎県庁では赤ちゃんの『生きる力』を伝える写真展が開かれています。

4年後、やんちゃに育っていました。

17日から始まった写真展は長崎のリトルベビーの家族会『Lino-りの-』が開いたもので、お母さんの一言も添えられた50点以上が展示されています。

2020年、長崎県内で生まれた9180人のうち、2500グラム未満の赤ちゃんは822人で、およそ1割です。

『りの』代表の杉村さんも3歳になる息子が26週で生まれたリトルベビーでした。


長崎リトルべビーの会Lino 杉村優子 代表:
「生まれたことを周りに言えなかったんですよね、周りがどう思うのかなと思って。(成長する)喜びも共有できるのは、心のわだかまりがほどけていくような感じがして、すごく大切だなと思います」

赤ちゃんの生きる力を感じてもらおうと、会場では赤ちゃんの大きさや体重を再現した人形を抱っこできるようにしました。

長崎リトルべビーの会Lino 杉村優子 代表:
「NICUの中で頑張っている一人ひとりのお子さんの命の輝きってあると思うので、そこにちょっとふれていただきたいなと」

生まれた時から成長した姿も記録し、子どもの生きる力を伝えるこの写真展は、今月24日まで長崎県庁8階の展望スペースで開かれています。
長崎県ではリトルベビーの成長や発達を記録できるハンドブックを今年度中に完成させて今年春から配布したいとしています。