国内で鳥インフルエンザの発生確認が相次いでいることを受け、長崎県は県内の養鶏場に対し緊急消毒を指示しました。


今シーズン国内での鳥インフルエンザは、野鳥で10例、養鶏場で6例発生し、今月は鹿児島でも確認されました。


これまでに、昨シーズンの総数を超える208万羽のニワトリが殺処分されていて、例年にない速さでウイルスが広がっているとみられています。


長崎県は9日、生産者らを集めた対策会議で、県内139の養鶏場に対して家畜伝染病予防法に基づく消毒命令を出し、今月14日から配布する消石灰を25日までに散布するよう指示しました。


長崎県畜産課 富永祥弘 課長:
「昨年度よりも殺処分の羽数が多い。気を引き締めていきたい」


鳥インフルは長崎県と地理的に近い韓国でも発生が続いており、県は予防対策の強化と共に、異常を発見した場合の早期通報を呼び掛けています。