当時35歳だった江頭千代子さん。
爆心地から約500mにある城山国民学校の教師で、背中におぶっていた四女・直美さんと共に校舎内で被爆し重傷を負いました。
自宅では義母と3人の子供が爆死しており、鍋に4人の骨を拾い集めました。
数日後には大やけどを負っていた長男も死亡し、自宅の焼け跡で荼毘に付しました。
さらに無傷だった夫も体調が悪化し、9月9日に死亡しました。
「この45年間毎日毎日が8月9日のような気がするのです」と語っています。(1990年取材)