「食べなきゃ!」のプレッシャー
当事者らの支援を行っている日本会食恐怖症克服支援協会のアンケートによると、会食恐怖症の発症のきっかけで最も多いのは、「完食指導や周囲からの強要」でした。
「ちゃんと食べなければ」というプレッシャーが、本人も意識しないうちに心を追い込み会食恐怖症と言う形で現れることがあるのです。
人付き合いにも影響が
会食恐怖症は、食事だけでなく人付き合いにも影響しているといいます。
さくらさんは、友人に誘われても「ご飯を食べる場面」が気になり、断ってしまうことがありました。
大学生・さくらさん(仮名):
「友達に遊びに行こうと誘われても、遊びに行ったら昼ご飯や夜ご飯をたべないといけない…。そのご飯が気になって遊びの誘いも断ってしまって、友達とも距離ができちゃうんです」