環境問題を身近に感じてもらおうと長崎県諫早市の小学校で、26日、VR=ヴァーチャルリアリティを使った新しい環境教育が行われました。

教材はVRのゴーグルです。

児童はゴーグルを着け、日光を取り入れて森を守る「間伐」の仕事を教室の中で疑似体験しました。


「九電みらい財団」が環境への意識を高めてもらおうと、諫早市の3つの小学校で開いた「デジタル環境教育」
地球温暖化の仕組みや、それを防ぐ“森の役割”などが子どもたちに伝えられました。

授業を受けた4年生は「楽しかった」「森の中に日が差し込んで、間伐はいいことだと思った」など話していました。

九電みらい財団の川崎 勇二 課長は「コロナ禍でなかなか現地を訪ねられない状況になったのでデジタル環境教育を始めた。次の世代にもつなげていける取り組みにしていきたい」と話していました。

九電みらい財団は、ことし諫早市と協定を結んでいて、市内の山林およそ2ヘクタールで、今後10年間、植樹や育林を行う予定です。