日銀・長崎支店が発表した9月の短観=企業短期経済観測調査によりますと、県内企業の業況判断は2期連続で改善したものの先行きは慎重となっています。

日銀・長崎支店の9月の短観では県内企業135社から回答があり、景気が良いと答えた企業から悪いと答えた企業を引いた業況判断指数は6で、前回6月の調査から1ポイント増加し2期連続で改善しました。


産業別でみると、行動制限がなくなり需要が回復してきた「宿泊・飲食サービス」が25ポイント増加し、次いで「建設業」が前回から17ポイント増加しました。


一方で、先行きの業況判断指数はマイナス5と慎重な姿勢を示す結果となり、日銀・長崎支店は「原材料高やコスト高の長期化懸念と価格転嫁の遅れや難しさに対する企業の警戒感が表れた」としています。