公共工事の指名競争入札で業者側に便宜を図った疑いで逮捕された北松浦郡佐々町の古庄剛町長が9日、送検されました。

記者:
「古庄容疑者を乗せたとみられる車が警察署から出てきました」

長崎県佐々町の町長、古庄剛容疑者は、去年7月町発注の公共工事の指名競争入札で最低制限価格に近い金額を業者側に漏らし、落札させた疑いがもたれています。

町長の逮捕から一夜明け、町の人からは町長への落胆の声が聞かれました。

町民:
「あり得ないと思います」
「残念としか言いようがありません、がっかりです」

古庄容疑者が容疑を認めているかは明らかにされていません。

警察は役場などを家宅捜索し工事の関係資料などを押収していて、業者側と金銭の授受があったかも含め捜査しています。