なぜ種目変更?

見直しの理由について長崎市教委は、開催「予備日」のバスの確保が運転手不足などの問題から難しく、雨天になった場合、児童の練習の成果を発揮する場が担保できなくなることをあげています。

また大会までの練習期間は残暑が厳しいことなど、児童のことを最優先に考えた結果「室内競技に変えるしかないと判断した」としています。

この他、教職員に委ねられている「審判」の負担が競技性の高い種目は難しいことも理由の一つに挙げており、開催運営の負担軽減を図りながら持続可能な大会実施に向けて、練習時間が短縮できる「難しすぎない種目」に見直すとしています。

【あげられている課題】
・バス借上げにおける課題
・練習成果を発揮する場の保障
・安全な練習・安全の保障

種目見直しの視点

長崎市は説明資料の中で、見直しの視点として「持続可能で、ウェルビーイング教育につながる大会へ」を掲げ、令和時代のスポーツの価値教育の内容を踏まえて行うとしています。※ウェルビーイング教育=生徒の幸福や心の健康を第一とした教育

【種目見直しの視点】
・障害の有無にかかわらず
・男女の違いにかかわらず
・運動の得意・不得意にかかわらず
・大会後も続けられ、子どもの体力向上、運動・スポーツへの意欲向上へ
・多様性の理解を深め、平和教育の一層の推進を
・オリンピック・パラリンピック教育の充実を
・現行の学習指導要領の共生・参画の考えを踏まえて

【見直し】
・できるだけ現行より会場数を増やさない
・少ない審判数、引率数での運営が可能⇒運営人数を削減
・バス輸送の台数の制限⇒近隣会場を使用できる
・練習時間の短縮⇒難しすぎない種目に