佐賀・長崎の魅力を全国にPRするキャンペーンのオープニングセレモニーが2日、長崎駅で開かれ、長崎と佐賀両県の知事らが出席しました。
また佐賀県の山口知事は『武雄温泉~新鳥栖』間のフル規格化ついて「長崎のメリットばかりでなく、佐賀と一緒になった議論をしてはどうか」と述べました。


「ふたつ星4047(よんまるよんなな)」の乗客を長崎駅で出迎えた大石・山口 両知事。


長崎県と佐賀県はJRグループと大型観光企画「佐賀・長崎デスティネーションキャンペーン」を1日から展開していて、旅行会社によるツアー商品の販売や、ガイドブックの配布などを通して食や文化の魅力をPRしています。


大石 賢吾 長崎県知事:
「共同で実施することで相乗効果が発揮され、9月23日に開業した西九州新幹線の誘客効果を最大化することにつながる」

山口 祥義 佐賀県知事:
「ぼくらがずっと培ってきた文化や伝統や歴史だったり、温泉だったり、食べ物だったり、新しい旅のかたちとして提供する」


山口知事はまた、武雄温泉ー新鳥栖間のフル規格化ついて問われると──
「現状、長崎県にとっては大きなメリットとなっているが、その分、佐賀県では厳しい状況になった地域がある。それでも長崎県のことを考えて今のルートはできている。
この機会に、原点に立ち返って佐賀県と向き合い、一緒になって両県のことを考えて話し合っていってはどうか」と答えました。