大石知事は長崎県の観光キャンペーン『ふるさとで心呼吸の旅』の期限を来月10日まで延長するとともに、県全体の感染段階レベルを29日から1段階引き下げると発表しました。


大石 賢吾 長崎県知事:
「県内の感染段階レベルを「2―I」に引き下げたいと思います」


大石知事は新型コロナの新規感染者数が減少傾向にあり、今月20日以降は県内の病床使用率が35%を下回っていることなどから、感染段階レベルを特別警戒警報の「2―II」から、警戒警報の「2―I」に29日以降、引き下げると発表しました。


「2―I」となるのは7月18日以来、およそ2か月半ぶりです。


また、九州在住者を対象とした県の観光キャンペーン「ふるさとで心呼吸の旅」について、『今月30日の宿泊分までとしていた期限を来月10日まで延長する』と発表しました。
なお、来月11日からは全国の旅行者を対象に、『新たなキャンペーン』を開始するということです。


さらに飲食店の支援策として、11月から、”認証店で2,000円以上の飲食した人” を対象に、1,000円分のクーポンを配布する取り組みも始めたいとしています。

■ 旅行支援策 ”県民割”と”全国旅行割”で割引率などに差

来月10日まで延長された県民割「ふるさとで心呼吸の旅」と、その翌日から12月下旬まで実施される全国旅行支援「ながさきで心呼吸の旅」は一部、変更点があります。


対象は、『県民割』が ”沖縄を除く九州エリアの旅行・宿泊” に対してで、『全国旅行支援』は ”全国の旅行・宿泊” です。

▽ 割引率は県民割の50%に対し、全国旅行支援が40%です。
ただし割引上限があり──
・1人1泊当たり 県民割が最大5,000円。
・全国旅行支援が鉄道やバスなど、交通つきの旅行商品で 8,000円。
・日帰りや宿泊のみの場合は5,000円となっています。
つまり、宿泊のみの場合、1泊1万2500円以上だと 最大の5,000円割引になります。


▽ クーポン券は1人1泊当たり これまでの県民割が 2,000円分なのに対し
全国旅行支援が 平日で 3,000円分、休日で 1,000円分と異なっています。