西九州新幹線の施設に28日、爆破予告があり、JR九州が一時、列車の運転を取りやめる事態となりました。

長崎駅職員:「爆破破予告が行われております。お客様、退避をお願いします」

28日朝早く、長崎市役所などに「西九州新幹線の施設複数箇所に高性能な爆弾を仕掛けた。爆破時間は午後3時34分」という内容のメールが届きました。

これを受けJR九州は、安全確保のため28日午後3時頃から駅や構内の施設などにいる人たちを避難させたほか、西九州新幹線と在来線の一部で運転を取りやめる事態となりました。
利用客:
「いやもうびっくりですよね。新幹線乗せていただいたんですけどまさかだったんでね」
「パトカーも来ていたし、いや、どうしよう」
「(駅に)来てすぐ爆破予告がって言われたので…怖かったです」

警察が各駅を調べたところ不審物は見つからず、JR長崎駅では午後3時42分発のかもめ40号がおよそ25分遅れの午後4時6分に出発し、順次、運転を再開しました。
JR九州によりますと、爆破予告により、新幹線 かもめ37号と36号の2本が運休となったほか、在来線でも運休や遅れが発生し、新幹線、在来線で合わせておよそ2,100人に影響がでました。

警察は威力業務妨害の疑いで詳しく捜査しています。