「香典なんか要らん。生きているうちに半分でもくれればいい」

原爆への怒りを露わに、率直に心境を語った川崎一郎さんは、舩山さんにとって 印象に残る被爆者の一人です。

被爆の影響で働けなくなり、一日のほとんどを 敷きっぱなしの布団の上で過ごしていました。

故 川崎 一郎 さん:
「毎日毎日が病気と闘っとるとですよ、本当に。精神的にもね、経済的にもね、肉体的にも ほんとに参っちゃってるんだから」

「生活は悲惨のどん底でしょ。死んでからね、我々は香典なんか要らんですよ。生きているうちにね、香典の半分でもくれればいい」

NBC長崎放送 元記者・舩山 忠弘 さん(86):
「(川崎さんは)元気な体であれば、原爆にあわなければ、きちんと働けて 家内にもこんな苦労はさせなくていいんだ、というようなことを話しておられました」