インスタグラムのダイレクトメッセージで副業話を持ち掛けられた10代の男性が、現金約112万円をだまし取られました。
被害に遭ったのは長崎県松浦市に住む会社員の10代の男性です。
警察によりますと今月16日、男性のインスタグラムに「お友達になりたい」というダイレクトメッセージが届き、添付されていたLINEアカウントから「新田雪奈」名のアカウントの持ち主と連絡を取り始めました。
そして「YouTubeの動画に『いいね』をして、スクリーンショットを撮って報告するとお金がもらえる」などと副業をすすめられ、男性が実際に副業を行うと、報酬を受け取るためにインストールした「Coincheck3」というアプリ上で残高が増えて表示されました。
さらに「送金してくれればハイマージンで収益が増える」という投資のメッセージが送られてきたため、「稼げる」と考えた男性は指定された口座に5千円を送金すると、再びアプリ上での残高表示が増え、5000円が6500円になりました。
男性はその日のうちに、追加で2回にわたって合計4万円を送金し、その後引き出そうとしたところ、「手続きミス」などで金を請求され、最初の4万円と合わせて合計約112万円を送金しました。
さらに「これまでのやりとりで”信用度レベル”が100から60まで落ちている。1レベル2万円で減った分の80万円を送金しないとやりとりはできなくなる」などと言われ、男性が「お金がない」と家族に相談したことで、被害が発覚しました。
警察はSNS型投資・ロマンス詐欺事件として捜査するとともに、「インスタグラム等のダイレクトメッセージを通じた投資話は詐欺を疑う」「LINEなどのSNSで『投資で絶対に儲かる』などとしてお金を振り込むように指示された場合は詐欺を疑う」よう呼びかけています。








