高円宮家の長女・承子さまが7日 長崎県を訪れ、インターハイのアーチェリー競技などを視察されました。承子さまが公務で長崎を訪問されるのは今回が初めてです。
長崎空港で大石長崎県知事らの出迎えを受けた承子さまは、長崎市のかきどまり陸上競技場で午後から行われた『高円宮賜牌 全国高校アーチェリー選手権大会』男女の優勝決定戦を観戦されました。
表彰式にも参加した承子さまは優勝校に賜牌を授与され、選手らにお言葉を述べました。
高円宮家の長女・承子さま
「長崎での開催ということで、これだけは触れさせてください。あの日から79年経った今も世界中で争いが続いています。世界にはスポーツを楽しむことすらままならない子どもたち、高校生たちがたくさんいます。当たり前に日常を送れることに感謝しつつ、平和のために自分にできることはないか、この機会にぜひ考えてみていただきたいと思います」

その後、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館を訪れ、犠牲者に花を供えたあと被爆者から当時の惨状や現在の活動の状況などを直接お聞きになりました。
承子さまは、今夜 帰京されることになっています。