被爆から79年となる原爆の日を9日に控え、7日朝、長崎市の平和公園で平和祈念式典のリハーサルが行われました。

鈴木史朗長崎市長
「快晴で雲もなく、その分暑くなってまいりました。安全にこのリハーサルを過ごしていただき、そして本番に備えていただければというふうに思います」

厳しい日差しの中、7日午前9時から行われたリハーサルには、式典本番に参列する長崎市の鈴木市長や被爆者など約100人が参加しました。

本番の動きを念頭に、原爆犠牲者の名前を記した名簿の奉安や水を求めて亡くなった人々への献水、そして市長による平和宣言の段取りなどを入念に確認していました。

献水を行う被爆者代表・三田村静子さん(82)
「(1945年8月9日も)こんなに暑かったと思います、すごく。『水を飲んでください』『平和を作りますので』と」

式典は9日午前10時45分から行われ、過去最多となる101の国と地域からの参列が予定されています。

なお、式典への参列をめぐっては、長崎市がイスラエルを招待しなかったことを理由に、核保有国のアメリカ、イギリス、フランスのほか、イタリア、オーストラリアの少なくとも5か国の駐日大使が式典を欠席する意向に示していて、

長崎市によりますと、アメリカからは福岡の首席領事が、その他4か国からは駐日大使以外の代表が出席するとの連絡が市に対して入っているということです。(7日時点)