7日は珍しい路面電車を長崎市内で見たという方も多いかもしれません。6月10日の路面電車の日」を前に、現役の中では最も古い木造電車が長崎のまちを走りました。

113年前、明治44年につくられた木造の路面電車「160形168号」です。長崎では1959年からおよそ14年間運行し、走行可能な木造ボギー車の中では日本で最も古い車両です。

「チンチン」車内の鐘の音

「ガチャ」ドアの開閉はもちろん手動。乗務員が開けます。

10日は浦上車庫前から蛍茶屋、そして出島などを巡り、車内では鉄道ファンや市民らが普段とは一味違う“明治モダン”な雰囲気を楽しみました。

乗客:
「独特の音とかが珍しいかな。屋根のランプが(昔、路面電車に乗っていたときと)全く一緒だったので、3歳か4歳のときに戻ったような感覚」

木造電車は10月の鉄道の日などにも運行を予定しています。

※記事の日付に誤りがあり、一部訂正しました。失礼しました。