長崎県南島原市の医療法人が介護報酬 約500万円を不正請求していたことが分かり、長崎県は30日付で行政処分を行いました。

処分を受けたのは南島原市西有家町の「医療法人 薫風会」です。

県によりますと、薫風会は数年前から、通所介護と通所リハビリの2つの事業所で《介護サービスを提供していない時間帯分》や、介護保険の対象にならない《病院への送迎分の介護報酬》を不正に請求していたということです。
さらに通所介護施設では看護職員不在の日の減算が行われていない月もあり、不正受給額は時効が成立していない過去2年間で、総額およそ492万円と概算されています。
県は来月1日から通所介護施設を6か月間、リハビリ施設を3か月間新規利用者の受け入れ停止などの行政処分としたほか、4割の加算を加えた返還措置を講じるよう保険者に対し通知しました。